収穫多かった吟詠コンクール

suikyou

2003年06月02日 22:39




6月1日「ポリドール吟詠コンクール関西地区大会」に参加しました。
会派の推薦がなくても参加できるので、何処の会派にも属していない私も吟をさせていただくことが出来た。立てる舞台のないのは承知で一人稽古していても、やはり機会が与えられると元気が出る。前日の腎臓結石の痛みをものともせず馳せ参じた。
尺八、琴で伴奏していただけ、コンクールのために吟じているというより、かつての会派の晴れの舞台で独吟をやっている気分を味わうことが出来た。
2分という吟詠の時間にとらわれない進行は、余韻を大切にした吟ができ、更に表現力に磨きをかけたくなった。
プログラムの最終部での講評のこと。一人一人の吟に対し具体的になされたことが驚きであった。審査員は点数をつけているだけだと思ったら大間違いと気付かされた。戸室賢山審査委員長(写真)は各人の吟に寸評を書き留められ、それを公表された。私の吟はどう届いたか聞きたくなった。時間の関係で公表はされなかったので直接お尋ねしたところ快く指摘していただけた。他の審査員の先生にも辛口のコメントを求めたら、具体的にご指導いただき、もっともっと稽古しなければという気になった。人の吟を聞く時には上手いとか下手といったざっくりした聞き方でなく、より具体的に良し悪しをメモすることで、聞く力もつくのではと思い、次ぎの機会から実行してみる。
新鮮な思いを抱き会場を後にした。9月28日の決勝大会ではどんな発見ができるか楽しみである。

(ポリドールレコード全国吟詠音楽友の会関西地区本部主催)