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2011年05月07日

牡丹咲く常照皇寺

静謐に溶け込んだ真紅の花。
訪れる人もめっきり減り佇まいは癒しの空間。
牡丹咲く常照皇寺

受付で目にする虎の衝立。
稲葉確立の筆。戸板もしかり。
方丈は上村曠躬の供画。
牡丹咲く常照皇寺

http://blog.rinnou.net/zenken/archives/2010/01/01/
禅語に「虎は是れ山獣の君」というのがあります。虎こそは獣の中の筆頭だ、ということでしょう。中国で禅宗の盛んであった唐の時代、禅僧たちは深山幽谷に入って修行生活を送っていました。そこでは彼らの周りに、いつも虎たちが集まってきて寝そべっていたと伝えられています。
禅僧たちはやがて、自分たちの間で禅機(悟りから出るはたらき)の優れた人を「大蟲」(だいちゅう)と呼んで畏れるようになりましたが、大蟲とは他ならぬ「虎」のことであったのです。このように虎と禅僧たちは、お互いに親しく共生していたのでした。


御陵の遥拝所の手水鉢
牡丹咲く常照皇寺

http://hidesan2.web.fc2.com/cyouzu-bati.html
庭に置かれた蹲踞や広縁の置かれた手水鉢 。
一般的には、手を洗う水鉢を「手水鉢」とされ、手水鉢と石灯籠などの周りの役石を含めた全体を「蹲踞」と呼ばれている。
それぞれの形や表情、そして雰囲気を味わっていただき、作庭師の思いを想像するのも面白い。


一旦外に出て山国御陵の上り口に備わっている手水鉢
牡丹咲く常照皇寺

http://www.watergreen-shop.com/tsukubai-colum.htm
“蹲(つくばい)”とは、茶室の入口などに設けてある低い手水鉢のこと。
塵ひとつ落ちていないような美しい庭園に差し込む冴えた月の光。よどみの無いりんとした空気。
一抹の物寂しさ、侘び寂びの世界。まぎれもない日本の風景がそこにあります。

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Posted by suikyou at 13:47│Comments(2)常照皇寺
この記事へのコメント
私も昨7日朝9時過ぎに常照皇寺を訪れました。
桜が終わったあと、私たち以外誰もいません。
静な佇まいのなか、見頃の牡丹を独り占めといった感じでした。
爽やかな空気のなか、ゆったりとした時間をすごしました。
親切なお寺の方(と思いましたが)から、自然散策路を教わり、気持ちのいい汗をかくこともできました。
その時の写真の一部はFaceboookに載せました。
そのあとで、このサイトを知りました。
もしや、この写真を撮った人は、私が昨日お会いした方かもしれないな、と思ってコメントしています。
間違っていたらごめんなさい。
そして、
昨日は、ほんとうにありがとうございました。
Posted by 林道也 at 2011年05月08日 08:20
花の寺であるとともに紅葉の寺でもあると思っています。
それより歴史を感じる空間。
南北朝の人間模様に思いをはせ生き方に思いをいたすところ。

またお越しください。

私は総代で時々お寺に行きます。
Posted by suikyou at 2011年05月08日 13:11
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